12:14
| EAN : | % |
| PO2 : | |
| MOD : | |
| ERD : |
E
12:40
PD -18m
PD+ -21m
(a)MDT 50
(a)MDT 40
D 26
| STOP | |
| RNT | 00 |
| ADT | 26 |
| TNT | 26 |
| Name | Age | Gender | Bar. | Note | |
|---|---|---|---|---|---|
| Start | End | ||||
| 小野寺くん (仮名) | |||||
Notes:
ぼくと小野寺くん (仮名) のスケージュールがやっと合って、潜りにいける ようになるまで半年くらい開いてしまった。まだ IT バブルと呼ばれる時期が続いていて、お互いに忙しすぎた。たとえ好景気であっても過剰なのって本当に嫌。
今日は車の中で小野寺くんが「仕事しかできない人間って思われてるのがすごく嫌!!」なんてことを言っていて、過剰な景気がいろんなほころびを、しかも人間関係に絡むほころびまで押し付けているのが、ぼくも本当に嫌だった。
それはともあれ半年ぶりのダイビング。二人共楽しむつもり満々だった。
ただ小野寺くん曰く、今日は耳が非常に抜けにくいとのこと。一応耳鼻科で耳管に空気を通してもらってきてはいたけれど、それでも耳が抜けにくいとのこと。仕事が忙しすぎて疲れているのかも知れない。とりあえず彼には、無理せずに無理だったら浅い水深で楽しもうと言った。
いつもの通り越前ダイビングサービス (越前マリンサービス?) でタンクを 4 本借りて、軍艦岩まで車で移動。エントリーしたもののやはり彼が耳抜きで苦労している。なので無理せずにあまり深い水深までは降りずに軍艦岩を一周してエントリーしたビーチに引き返す。
今のショップツアーに参加する人なら申し訳なさそうに他のゲストに謝ったりするけれど、ぼくと小野寺くんの関係はそんな他人行儀なものではない。そもそもぼくが困っているときは小野寺くんが助けてくれる。彼が困っているときはぼくが助ける。困ってるときは本当にお互い様なのだ。だからぼくも彼も怒ったり謝ったりといった不必要な忖度はしない。だってぼくたちはバディなのだから。常にお互い様なのだ。
そんなわけで、次のポイントはどこにしようか、などと相談しながら車を走らせる。
つづく