No.: 12
Location: 和歌山県白浜町 梶原島
Condition:
Date:
1987/09/27 (Sun)
Activity:
beach fun dive
 海況: おだやか
Temperature
Visibility
Bar.
Depth
Time
Instructor (or Dive Leader) Signature:
Air
Surf.
Btm.
Tank
Start
End
SAC
Ave.
Max.
Start
End
Btm.
Total
海恋 (AREN)
 
 
 
 
 
 
10
130
40
13.04
13
15
09:35
10:05
00:30
05:34
#8355 S.S.
m
m
m
bar
bar
ℓ/(barxmin)
m
m
 
 
 
 
 

 A 

09:35

EAN : %
PO2 :
MOD :
ERD :

 F 

 10:05 

PD 15m 

PD+  18m 

(a)MDT 64 

(a)MDT 41 

D  30 

STOP 00
RNT 11
ADT 30
TNT 41
Name Age Gender Bar. Note
Start End
児島さん (仮名) male OW I 講習からのバディ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Notes:この日の引率もインストラクターの坂下さん (仮名)。

地理院タイルに梶原島ビーチダイビングポイントの場所等を追記して掲載

この日のダイビング・ポイントは梶原島。現在はビーチからはエントリーしてはいけないことになっていて、ボートダイビングのポイントとなっている……はず。

潜れなくなった理由は知らないけど、途中に普通の家があるので、どこかに苦情が入ったんじゃないかと思う。

明らかにジモティーではない、ウェットスーツを着てタンクやらなにやら背負った数多くの男女の若い不審者が、自宅の前をウロウロするので、さすがに苦情が入ったのではないかと想像している。わからないけれど。

誰もが迷惑をかけないように気をつけてはいたと思うし、騒いだりもしてなかったけれど、ノンダイバーから見ると、どう見てもダイバーは不審者なので、問題になったとしても仕方なかった。

地図上の幅員のある道路の隅に車を止めて (これがダメだったのかもしれない)、機材をセッティングして背負って標高 20m ほどを歩いて下る。

EN と書かれたところからエントリー。すぐに潜降する。

泳ぎ始めてすぐに -10m くらいの水深になる。白浜側と梶原島との間の南に向かう水路状のところは、あまり透視度も良くはない。透視度は 8m くらい。坂下さんからぼくと児島さんに後ろを付いてくるように指示があったので、それに従う。

水路状のところを出る辺りで、先頭に立っていた坂下さんが止まるようにぼくと児島さんに指示を出す。水路の出口は太平洋にむき出しになるところなので、波やうねりが直接打ち寄せる。なので坂下さんがぼくらでもこのまま進んでも大丈夫か、波やうねりの具合をチェックしている。

問題ないということで、坂下さんから指示があり、そのまま太平洋に出た。とくにうねりなどもなく海は穏やかだった。

太平洋にでてすぐのところに北西に伸びる水路状があった。3 人揃ってその水路状に入り込む。このような水路状の地形は経験がないので、けっこう楽しめた。白浜でよく見かけるクロホシイシモチの大きな群れなども見かける。

よく見るとクロホシイシモチの何匹かが口の中に卵を抱えていることに気がつく。食ってるわけではないよな?食ってないし、と思ってエグジットしてから調べたら、オスが口の中で袍卵して、稚魚が孵るまで口の中で保護する性質があることなんかを知る。

水路状を進むと行き止まりになっていた。おそらくその辺りの水深はかなり浅かったと思う。水路状から出てみると水深 -1m 程度しかなかった。

浮上して太平洋側から梶原島を眺める。さほど険しい印象はなかったけれど Google Map の航空写真でみると、険しそうに見える。でも太平洋側は太平洋の荒波で洗われてスロープ状に侵食されている。なので険しいという印象がないのかもしれない。

エアーも半分は消費しているので、水路状に再び入り込んで、エントリーしたビーチへと戻る。

エグジットして機材をオフティングして水面休息に入る。この日は益田一先生の世界の海水魚 太平洋・インド洋編を持ってきていたので、それを見ながら 3 人で何がいた、何がいた、とかそんな話で水面休息時間を過ごす。ログ付けもしてたはず。

多くのダイバーが斜面に寝っ転がっていた。のどかな昼下がりという感じ。

よくよく考えたら、荷物をビーチに置いて潜っていたのだから、盗難とかなんで考えなかったのかよくわからないのだけど、でも当時ダイバーの持ち物を盗もうという酔狂な人間はいなかったのが幸いしていた。だいたいダイバーというのは貧乏というのが当時の相場だったので、盗んで美味しいものなんて何もないのだった。機材は潜っている間は身につけているし。機材の洗い場なんてものはエントリー・エグジット・ポイントなんかにはないので、盗まれようがなかった。