テキストファイルから様々なダイアグラムを作成する - GraphViz 編
エッジ

GraphViz のエッジ

ノードの項で説明したように GraphViz の図はノードとエッジで構成されています。下の図をもう一度見てください。

ソースファイル

上図の「黄門様ご一行」と書かれた八角形と「悪代官's」と書かれた長方形がノードだったのでしたね。また「この紋所が目に入らぬか!!」と書かれた矢印が今回お話しするエッジなのでした。

GraphViz は以下のエッジを描くことができます。

ソースファイル

エッジの書き方は以下のように書きます。

node1_ID -> node2_ID [label="表示文字列", arrowhead=エッジ先端形状];

この書き方の場合 node1_ID のノードから node2_ID のノードに "エッジ先端形状" のエッジが引かれ、ラベルとして "表示文字列" という文字列が描かれるといった具合です。

例えば kakusan というノード ID のノードから akudaikan というノード ID のノードに「控えおろう!!」と書かれた矢印を引くには以下のように書きます。

kakusan -> akudaikan [label="控えおろう!!", arrowhead=normal];

もし描きたいエッジの arrowhead が normal でラベルが不要な場合だと、もっと簡単にソースファイルを書くことができます。

digraph example {
	kakusan -> akudaikan
}

生成されるダイアグラムは下図のようになります。

ソースファイル

ノードにも何も指定していないので、ラベルにノード ID がそのまま表示され、形状もデフォルトの楕円で表示されています。

エッジの場合も線種や文字色を変えたりできます。その方法についても後述します。