バーr……blog のようなもの 2025 年 06 月

06 月 03 日 ( 火 )

インストラクターちゃん Dive #16 : ダイブマスターちゃんプライベート編

Whisk にて生成
Whisk Prompt:
The digital illustration, rendered in a cel-shaded anime/manga aesthetic, depicts a young Japanese woman, around 20 years old, with long, dark wine-brown bob hair with cropped bangs, light skin, and a fearless smile. She has large, yellow eyes with visible irises and simple facial features. She is wearing a skin-tight, ankle-length wetsuit in charcoal gray and moss green. She is sitting cross-legged on the sand, with her hands resting on the beach behind her for support, gazing out at the ocean. The ocean and a lightly cloudy sky are depicted in the background. She is wearing brown thong sandals and has a smug look on her face as she looks out at the sea. Her wet hair is billowing in the ocean breeze. The image captures her from below, looking up at an angle.

あなたはわたしにとって一番大切な人。一番大切だからこそ、あなたに言っておかないといけないことがあるの。

それはね……

やっぱり陸 (おか) ではギョサンが至高だと思うの。

そう思わない?

だいたいダイビングを終わって、陸に戻ってからもブーツはいたままなんてあり得ない。

臭いするじゃん。海水って栄養が豊富だから。

ブーツは早く洗いたいじゃん。

だから陸ではサンダルってことになるけど……

たしかにビーサンもありだと思う。

ビーサンは軽いし、なんと言っても安い。陸で履くのに最高のものの一つだと言えるわ。家の近所のコンビニにちょっとでかけたいときにも、さっと履けるし。

たしかにそう思うんだけど、でも、普通のビーサンは、濡れたタイルやコンクリート、岩でツルツル滑るわ。苔でも生えていたら悲惨ビーサン。

あ、ダジャレよ?笑うところよ?

でもギョサンは違う。

濡れたコンクリートでも、濡れたタイルでも、濡れた岩、それも苔がついた岩でも滑らない。あ、ちょっと言い過ぎか。滑りにくい。

これはもう神様や仏様が、わたしたちにギョサンを履けって言ってるのだと思うの。

だから、わたしは許せないの。

ギョサンのことを便所サンダルって言うやつらを。

だからあなたにも誓ってほしいの。

もう二度とギョサンのことを、便所スリッパって言わないって。

それがあたなからのプロポーズに OK を返す条件よ。

なんて顔してるの?もちろん全部冗談よ。

変な女とか言わないで。もうコントは終わるから。

これからもよろしくね、マイバディ。


作者注:

インストラクターちゃんシリーズ内のエピソードは、あくまで架空のエピソードです。登場人物も全て架空の人物です。実在する潜水指導団体、ダイビングショップ、ダイビングサービス、ショップオーナー、インストラクター、ダイブマスター、アシスタントインストラクター、ダイバーとは一切関係がありません。ご注意ください。