バーr……blog のようなもの 2025 年 05 月

05 月 13 日 ( 火 )

インストラクターちゃん Dive #7 : 遊泳フォーム解説編

今日は、ちょっと小ネタを。

Whisk にて生成

リーダーシップ・スキューバダイバーって、ガイド中とかに、画像のインストラクターちゃんのように腕を前で組んだ姿勢で泳いでいるでしょ?

実は、これには理由があります。これは教わってそうなるのではなくて、他のリーダーシップを真似てみたら、利点に気がついてしまって、それ以降はずっとこの姿勢をやめられなくなってしまいます。

メリットの一つは、腕の中にホース類をまとめることができて、ゲージなどをサンゴなどにゴンゴンとぶつけることが、だいたいなくなります。

もう一つの理由は、実はこっちの方が最大の理由だったりするのですが、水の抵抗が激減するのですね。水の抵抗が減るので、わずかなフィンキックだけで、効率よく進むことができるようになります。

人によっては、ダイビング中にほとんどフィンキックを使わずに、呼吸と姿勢の調整と、重力を利用するだけで、前に進めるようになります。フィンを動かさない、つまりほとんど体を動かさないので、エアの消費量も激減します。

これをベテランさんが身につけると、引率のインストラクターやダイブマスターよりエア保ちが良くなったりするような、逆転現象まで起きたりします。もちろんスキップ呼吸など、やらない方がいい呼吸方法をしなくてもです。

この泳ぎ方を身につけるには、実際に自分の体を使って、呼吸、姿勢、重力を利用して試してみることが必要で、頭での原理の理解も必要です。なので通常の短期間の講習期間中に、教えることができるようものではありません。ツアーでは毎回話題にしますけど。実際に人のフォームを真似てみると、その良さに誰でも気づくようになります。

これはツアーに参加しているベテランさんも、どんどん真似をしていって、身につけてしまうので、やたらたとエア持ちのいいグループが自然とできあがります。いいでしょ?

リーダーシップダイバーがフィンをガシガシキックするのは、なにかトラブルがあったか、急いでゲストをフォローする必要があるとき、流れに逆らわないといけないとき、それくらいじゃないでしょうか。

試しに AI の機能で動画にしてみました。

腕を動かないようにするのが地味に面倒でした。

なんだか AI は腕を振らせようとするみたいです。

あとフィンキックが汚くて、ちょっとこれはお客さんには見せられません (笑)

大丈夫か?インストラクターちゃん (笑)