それじゃぁマスクの脱着を始めま〜す。
背が立つところでやったのと、まったく一緒です。
最初にわたしがデモンストレーションを見せますので、また見ててくださいね。
デモンストレーションが終わったら、お一人ずつ、どうぞ、って指示します。
わたしに指された人は、わたしをまねて、マスクの脱着を、やってくださいね。
ほかの人は、脱着をしている人を見ててくださいね。
勝手に 1 人で、こっそり練習しないでくださいね。わたしがやってください、って指示して、わたしが見守ってるときに、やってくださいね。
それじゃぁ、やりま〜す。
プールでやったのと同じように、マスクの、おでこ側を手で持ち上げて、マスクにゆっくりと水を入れてってください。ゆっくりでいいですよ。
マスクが水でいっぱいになったら、ゆっくりとあわてずに、こんな風にマスクを外してください。
あわてると鼻から水を吸っちゃうことがありますから、落ち着いて、あわてずに、ゆっくりと。
水深が変わっても、やることは一緒です。あわてずにゆっくりと。
水泳のときみたいに口だけで呼吸してください。
目はしっかりとあけてくださいね〜
マスクを外したらゆっくりと海底に置いてください。
放り投げたらだめすよ〜?
本当にどっかにいったったら大変です。また買わないといけなくなっちゃいますよ〜
どうも、お買い上げ、ありがとうございま〜す
冗談ですよ〜♪
でも買ったマスクは大事にしてくださいね。そのマスクは、あたたの視界を守ります。
つづけま〜す♪
マスクを置いたらそれを探します。
視界がぼんやりと、ぼやけてますよね?
ぼんやりとしてますが、ぼんやりとは見えますよね?
でも、ぼんやりとしか見えないから、手探りも使います。
でも海底に手のひらをべたっとつけないでくださいね。
とげのある、危険な生物がいるかもしれません。グローブの上からでも、かまれたり刺されたりすると痛いです。
まだオープンしか持ってなかったとき、やっちゃったことあります、エヘヘヘ。
両手でまさぐるときに、こうやって、少し海底から両手を浮かすのがコツです。
《よし、今日は横山やすしの、ものまねは回避したぞ。あれ、やると、お客さん混乱するんだよね。お客さん、本当に、水面向いて、メガネメガネってやっちゃうから。》
マスクを見つけて手にとったら、こう、ストラップをぐりんとフレームの前にひっくり返します。
そうしたら手のひらで、前髪を持ち上げてください。マスクに髪の毛をはさまないようにですよ〜♪
学科のビデオを思いだしてくださいね〜♪
そしてマスクを顔に押し当てます。
うわっ!?
レンズの方を、こんな風に、顔に押し当ててはだめですよ〜♪
きちんと、スカートの方を、顔に押し当ててください (笑)
マスクを顔にあてたら、フレームのおでこの方を、手でおさえま〜す。
鼻から空気をだして、マスクのなかに空気をためて、海水をおいだしま〜す。
鼻の下に残った水は、斜め上をみながら、鼻から息をだすと、マスクから出ていきますよ〜♪
はい、そうです。マスククリアです。
マスククリアができたら、手のひらで、こう、ぐりんと、ストラップを頭の後ろに滑らせて完成で〜す♪
い、いいかな?
ちょっと冗談も入れたし。
客さん笑ってたし、いいよね?
おと……オーナーに、お前の講習は固いって、いつも言われるから、今日は、なれない冗談を入れて、がんばった。
がんばった、わたし!!
上記はすべて、インストラクターちゃんの、心の声です。そういうことに、しておいてください。
そもそも海洋実習では、長々としゃべってる時間がありません。簡単なブリーフィングくらいしか、時間を確保できません。学科講習をまた海で繰り返す時間はないのです。
それに海にまできて、街中のお店の中でやったのと、まったく同じ内容を、無駄に繰り返したくはないですよね?
また、マスクが、フルフェイス・マスクじゃないと、水中でしゃべれないというのもあります。え?あの機材は?と一瞬でも頭に浮んだ方は、恐らく昭和の終りと平成の全ての期間を知ってるダイバーさんですよね?今度一緒に居酒屋で昔話に花を咲かせましょう (笑)
またインストラクターちゃんシリーズは AI により生成された画像、動画を利用しています。そのためキャラクターの容姿、画像や動画の雰囲気に統一性がありません。
また生成された画像にあわせて、思いついたエピソードを割り当てています。そのためにキャラクターの性格もコロコロ変わります。なにとぞご容赦ください (つまり今後も、容姿や言動が異なる同一のインストラクターちゃんが登場するということです)。
今日の作者注の最後になりますが、インストラクターちゃんシリーズは、あくまで架空のネタです。登場人物も全て架空の人物です。実在する潜水指導団体、ダイビングショップ、ダイビングサービス、ショップオーナー、インストラクター、ダイブマスター、アシスタントインストラクターとは一切関係がありません。ご注意ください。
スキューバ・ダイビングの講習は、必ず最寄りのダイビング・ショップ、または現地のダイビング・サービスで受講してください。ダイビングはきちんと講習を受けないと、安全に楽しむことができません。その点だけは絶対に間違わないようにお願いします。
わたしたちは、単にお金儲けのために、こんなお金にならないことに、人生の貴重な一時期や全人生をかけて、一生懸命取り組んでいる、あるいは取り組んでいたわけではないことも、どうかご理解ください。