うつ病 30 年間の学びまとめ

1. はじめに

このページでは 2025 年現在エビデンスとしてほぼ確立されている 4 つの仮説を俯瞰する医学情報を含んでいる。誠に遺憾ながらこのような複数の仮説全体を俯瞰し各仮説の関連を公にしている文献はほぼ存在せず、ただ唯一川崎市高津心音メンタルクリニックの Web サイトがそれらの仮説を俯瞰する視点を世に提供している。

精神医学の研究者でもある筆者の主治医もそのような仮説全体の俯瞰に誘導するような文献は公にしてはいるものの、医療従事者に対象が限定されており当事者やその家族がアクセスすることは実質的に不可能である。

そのような文献へのアクセスが限定的なのは様々な理由があるのだろうが、当事者やその家族、そして世の人々が疾病概念を理解することを阻害しているという現状がある。

この現状を放置するのであれば当事者、当事者家族、当事者の周囲の人々による疾病に対する医学的な客観的理解も進まず、当事者自身による治療の忌避や、社会的ドグマが解消される世界はやってこないと考える。筆者のそのような考えもあり、30 年間の知識の蓄積をここに公開することとした。

このテキストを切っ掛けとして病像への理解を深めるための学習をする際に注意すべきことがある。それぞれの仮説は他の仮説を現在否定していないということである。日々新しい研究により新しい仮説が生まれ検証されているが、それらの仮説もおそらく現存する仮説のネットワークにつながり、より大きなネットワークを形成することで病像がより明かになっていくのだと予測される。

2. 注意事項

3. うつ病とはどんな病気なのか

3.1. 医学的説明

以下の仮説が主要なものとされている。

3.2. 患者から見たうつ病とは

4. うつ病の治療法

4.1. 治療に取り組むうえでの注意点

治療は遅効性なのであせらない、あわてない。また病状などにより、なかなかうまくいかない時もあるので、うまくいかない日や期間があるくらいで自分を責めたり周囲を責めない。それよりも医療専門家と問題への対処を。

4.2. 医学的介入 (詳細は必ず主治医に)

4.3. 心理学的介入 (詳細は必ず主治医に)

4.4. 医師より出される課題

4.5. 上記治療法がどのようにうつ病に働くのか

4.6. セルフケア

4.6.1. セルフケアへの期待と注意

4.6.2. セルフケアの主目的

4.6.3. セルフケアのメニュー例

4.6.3.1. 生活習慣を整える
4.6.3.2. 運動による総合的な健康状態の改善

例:

4.6.3.3. レジャーやレクリエーションによる QOL 改善

例:

4.6.3.4. リラクゼーションによるストレス緩和

例:

4.6.3.5. 人として成熟を目指すことでのストレス耐性向上

自分自身の思考パターン、判断のパターン、感情の見える化と客観化、分析により、より多角的な人格発展の模索を図る。

例:

4.7. 個人的に役に立ったと実感できる事柄

4.8. 治療にあたって個人的にやってきたこと